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bloc: あおみかん

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没後50年・日本近代文学館開館55周年 川端康成展

展覧会 2022/4/2(土)
→2022/6/11(土)
没後50年・日本近代文学館開館55周年 川端康成展
関東【日本近代文学館】
open 9:30 / close 16:30
川端康成の日記、作品のためのノート、残された数々の手紙からは、「人を愛し、人に愛された人」としての川端康成の姿が浮き彫りにされてきます。「新感覚派」「ノーベル文学賞」「日本の美」という川端につきまとう標語からはうかがえない、人間川端康成の姿です。本展では、肉親を失った体験の中で、人とのつながりを追い求め、言葉をつむいだ川端の姿に、照明を当てたいと思います。
戦中の日記のなかに、「また手紙で夜が明ける」という一節があります。作品を書く時間も惜しまず、夜を徹して手紙を書いていた川端の姿がうかがえます。手紙が届き、返事を書き、それにまた手紙が届くというやりとりが、人と人をつなぎます。横光利一、林芙美子ら多くの友人や知人のほか、小説家を目指す読者との交流を示す手紙も残されています。川端に献呈された本も、太宰治をはじめ何冊も残されています。転居を繰り返したにもかかわらず、それらを手離さなかったということも、特筆すべきことです。
また、「葬式の名人」とも呼ばれた川端は、生涯数多くの「弔辞」を記しました。秀子夫人の回想記『川端康成とともに』(1983)によれば、友人、知己の死の知らせを受けた川端は、その人の作品を片端から読み返し、その期間中、身体が痩せるほど力の限り、「弔辞」に思いを綴ったといいます。「弔辞」は、川端からの亡くなった人と残された人に向けた思いの集積です。
人のために惜しまずに手を貸す、あるいは自分の思いを伝える、という川端の心の現われこそ、今、改めて見直したいと思います。そうした川端のあり方が、日本近代文学館を築いたと言えるのではないかと思います。
川端の一生を示す資料のどこからでもうかがえる、「人を愛し、人に愛された人」という素顔を、感じ取っていただければ幸いに存じます。
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add: 2022-02-24 / mod: 2022-02-24

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  • データID: 1645631097
  • データ登録日:2022-02-24 00:44:57
  • データ修正日:2022-02-24 00:44:57
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