本展では、鴎外の日記や書簡、子どもたちの回想などをたよりに、森家の年中行事を通してその暮らしを照らし出します。また、大正2年の鴎外の日々、鴎外作品に描かれた季節を展覧します。いつの時代にも等しく時が流れ、季節がめぐります。森家が季節の移り変わりとともに営んだ観潮楼での暮らしや鴎外の季節表現は、現代のわたしたちが忘れかけている郷愁を呼び起こし、親近感を覚えることができるのではないでしょうか。
鴎外の記録と子どもたちの記憶をつなぎ合わせることで浮かび上がってくる、花見、川開き、避暑、クリスマス、正月など「森家の歳時記」をお楽しみください。
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add: 2020-10-17 / mod: 2020-10-17