海苔簀の主な材料は河原に自生する葦で、7月20日過ぎからヨシ刈り、揃える作業、ヨシ干し、葉落とし、選別の作業などが続きました。海での作業が始まる晩秋まで、毎日家族全員で夜なべをして数千枚の海苔簀を編みました。海苔は冬の仕事として知られますが、夏から準備は始まっていたのです。
今回の企画展では、海苔の良し悪しを支えていた海苔簀に焦点を当て、材料調達から一枚の海苔簀ができるまでを紹介します。かつての写真や道具と、ふるさと館で毎年行っている体験「海苔簀づくり」の準備作業を合わせてご覧ください。
関連/参考URL
add: 2020-10-11 / mod: 2020-10-11