遠戚・西周(あまね)(哲学者)が静男に宛てた、鴎外と赤松登志子(としこ)との結婚式に関する明治22(1889)年2月の書簡があります。書中には、赤松則良(のりよし)(海軍中将)の夫人・貞(てい)、娘・登志子、周夫人・升子(ますこ)、貞の父・林洞海(どうかい)(医師)らが登場します。本展ではこうした館蔵資料を通して、鴎外の父母とその人物交流をたどります。
そして、鴎外を思わせる「博士」とその父母が登場する近代小説『カズイスチカ』(明治44年)、『本家分家』(大正4年)から鴎外の父母像をひもときます。さらに、歴史小説『山椒大夫』『最後の一句』(いずれも大正4年)、翻訳戯曲『街(ちまた)の子』(明治44年)など親子関係が見える作品を紹介します。
鴎外の父と母や作品を追跡する、鴎外のファミリー・ヒストリーをお楽しみください。
【変更】
※6月1日より再開いたします。
※会期延長になりました。
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add: 2020-02-29 / mod: 2020-05-29