ガス燈が横浜や東京の街に灯り始めた文明開化の頃、街中では洋装を纏う人々の姿が見られるようになりました。男性の洋装を中心に皇族や上流階級の女性の間で洋装が広まり、それは欧米諸国に日本の西洋化を示す外交的な意味合いもありました。
本企画展では、明治の街を彩った人々の『おしゃれ』な姿を描いた錦絵の展示を通して文明開化の中で和装と洋装が織りなす情緒ある街の様子をご覧いただけます。
さらに、明治時代の婦人雑誌などから、舶来品への憧れや髪飾りへのこだわりといった、当時の人々の『おしゃれ』への思いや流行を探ります。
また、洋裁に欠かせないアイロンの変化にも着目します。素早く熱くなり生地を汚さないガスアイロンと、それ以前に使われていた炭を用いたアイロンを展示し、その違いをご覧いただけます。