1868年、王政復古の大号令により江戸幕府が廃止となり明治新政府が発足、以降、日本は欧米に並ぶ近代国家への道を歩み始めます。
文明開化により、都心を中心に欧米の新しい文化・文物が積極的に取り入れられると、街のようすや人々の生活にも変化が訪れました。東京は、江戸の風情を残しつつ西洋の建築や文化を取り入れた美しい都として大きく発展していきます。
郵政博物館では、今年で115年を迎えることを記念し、常設展では展示する機会の少ない、文明開化の東京等の名所を描いた当館収蔵の錦絵等を展示し、当時の観光名所や風物を懐古する記念企画展を開催します。