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映画
10/20/2019(Sun)
CINEMA CRUISE[つれ潮]上映会+山内光枝トーク 【変更】
九州 菫舎

2019年10月20日(日)
CINEMA CRUISE[つれ潮]上映会+山内光枝トーク
『つれ潮』
(上映時間:約80分)
「鐘崎の海で潜いでみたいね。」
対馬の東海岸に位置する海民の村、曲(まがり)。
その最後の現役海女ともいえる82歳のおばちゃんが
時折ひとりごとのようにつぶやいていた。
永い間、対馬一円の海を自由に操業できる
島では唯一の専業漁民であった曲の海人。
その先人は数百年の昔、対岸の筑前鐘ヶ崎、
現在の福岡県宗像市鐘崎から渡ってきたといわれている。
海とともに暮らす女性たちの
清も濁も生き生きと交わり流れる世界に出逢っておよそ8年。
少しずつ積み重ねてきたものが今、ひとつの潮時を向かえ、
私たちはその流れに身をまかせるように海峡を渡り、
それぞれの原点、原郷である鐘崎へと向かった。
おばちゃんの呟きをきっかけに動き出した旅は、数百年前のではなく、
今生きているものたちの海路を見つけるための一歩となった。
道中、作り手として機材を手に
また自らも海に潜り一連の過程を捉ようと試みながら、
同時に、そのかけがえのない時を生きる当事者でありたいと願った。
山内光枝(やまうち てるえ)
1982年福岡県生まれ。
自由の森学園在学中に表現活動をはじめ、
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジにてファインアートを学ぶ。
2010年頃に裸の海女が佇む一枚の古い写真と出逢い、
それまで抱いていた日本人像や人間像が溶解していくような衝撃を受ける。
その後現在にいたるまで、主に黒潮・対馬暖流域で滞在を重ねながら、
海を基点とした人間や世界のあらわれを母胎に表現活動を続けている。
2013年済州島ハンスプル海女学校を卒業し、素潜りでの水中撮影を体得。
その後フィリピン・ミンダナオ沿岸の海洋民の浦々で滞在制作を行い、
フィールドを海洋アジアへと広げる。
近年の活動の原点である玄界灘で制作した長編映像『つれ潮』が、
2019年の座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルに入賞。
垣根を越えた表現と発表の場を模索しつづけている。
開場)19:00 開演19:30
入場無料(40名ほど/メールにて予約受付中)
※駐車場は15台ほど有ります。
会場:菫舎
長崎市田中町907
http://sumiresha.wixsite.com/jokokai
お問い合わせ
菫舎
jokokai.zz@gmail.com

変更

開場時間が19:00、開演時間が19:30に変更となりました。

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