喜多尾 浩代/KITAO Hiroyo http://www.nsknet.or.jp/~kitao/
幼い頃からメリー・ヴィグマンの系譜の下でモダン・ダンスを始めるが 徐々に逸脱。医科学(免疫学)領域で博士となるが徐々に疑憚。1991年より、求心的にパフォーマンス活動とワークショップ活動を開始する。1996年にコンテンポラリー・ダンス・ユニット Esqui:nouver(エスキー・ヌーバ)を結成。身体感覚に潜む真実と向き合い、身体表現および空間演出によって、『肉体的思考』を ダンス・パフォーマンスに仕立てる試みに取り組んできた。現在は、現象として存在する身体ソノモノに興味を持ち、『感覚・衝動・内観』を重視した脱観念的表現形態に傾注して、身体をメディアとした『日常生活に沁み入るアートの可能性』を探究しだしている。また、情報を受信発信する『身体』に対する観察や考察を深め、気づきのワークショップなどを実施すると共に、アーティストとの実験的コラボレーション や 野外での即興ダンス、ソロならびにユニットによる 身体パフォーマンス:『身体事』を、国内外の様々な環境において展開中。 2003年には 第3回 International Theater Festival : ONE MAN SHOW (Moldova) で、ソロ作品『添い寝アルバイターの眠り』によって優秀作品賞を受賞。