ピカソやモーリス・ドニら、この時代の重要な画家たちが同じ1910年代に古典主義に新しい可能性を見いだしたことは偶然ではありません。博覧会のために建てられたシャイヨ宮(1937年)のようなモニュメンタルな公共建造物やイル=ド=フランス号(1927年)、ノルマンディー号(1935年)のような豪華客船に関わる建築家、画家、彫刻家、装飾美術家たちは時代に相応しい新しい古典主義のスタイルを模索し、イマジネーションの世界を表現したのです。本展ではフランスの美術館コレクションを中心とした約80点の作品から、ジャック=エミール・リュールマン(家具デザイン)、ジャン・デュパ(絵画)、ロベール・プゲオン(絵画)ら、知られざるアール・デコの世界を紹介します。幻想(イマジネーション)あふれる "絶佳−素晴らしい眺め"をお楽しみください。
関連/参考URL
- 東京都庭園美術館(03-3443-0201)
add: 2014-09-23 / mod: 2014-09-23