開港場と横浜道の建設にあたっては、江戸時代を通じて進められてきた新田開発の進展が大きな要因となっています。開港場の背後にあった大岡川河口の入海は寛文7年(1667)完成の吉田新田を始めとする新田開発によって陸地化されており、帷子川沖合の海上に設定された横浜道のルートも18世紀半ば以降に開発された新田の先端部をつなぐように設定されています。
本展示では、こうした開港以前における市域中心部の様相を紹介するとともに、それが開港場設置に与えた影響を考えます。
add: 2017-12-16 / mod: 2017-12-16