休館日:日曜・祝日
ご来館の際は、守衛室(正門・十条門・板橋門)で「博物館入館証」をお受け取りください。
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大正時代以降、女性の社会進出や社交の場の増加により、そこに出かけていくための衣服の需要が高まりました。正装ではない実用的な洋服が紹介されるようになってもなお、女性たちの多くは慣れ親しんだ着物をその衣服として選びました。
そんな女性たちのために、百貨店や婦人雑誌は生産地とタイアップして、新商品を次々と打ち出して流行をつくり出し、和服の中にもさまざまな選択肢を用意しました。また、流行の中心が正装から訪問着に、そして普段着に移っていくことで、より多くの女性が流行を楽しめるようにもなりました。
本展では、大正から昭和時代前期までの女性の着物を中心に展示し、和服が日常着であった時代の華やかでモダンな和の装いをご紹介します。